工場・作業場・事務所ビルなどで稼動している機械・機械設備・装置が、機械の設計・材質・製作など潜在的な欠陥、運転員の誤操作や過失、その他外来の原因による不測かつ突発的な事故で損傷した場合、もとの稼動可能な状態に修復する為に必要な費用を支払う保険です。

生命保険会社が当該企業の保険者となり、従業員に対し退職後年金・一時金を給付する為の保険。企業の代表者が契約者、従業員が被保険者となり、従業員またはその遺族が年金受取人となります。加入人員は１５名以上となる事が必要です。個々の企業が実情と希望に沿った財政計画を立てられます。

基金は事業資金及び担保資金としての役割を担っていますが、とりわけ創業時における事業資金として機能を果たす事が強く期待されています。
基金は基金拠出者との契約により出資され、一定の要件が満たされれば、償却されます。
相互会社には資本金がなく、その代わり設立の際に基金を設ける事が必要とされています。

記名被保険者とは、その被保険者群の中核となる者つまり被保険自動車 (契約の対象となる車) を主に運転する者で、保険証券の被保険者欄に記載されます。（個人賠償責任保険も同様）

逆選択とは、生命保険では、健康に自信のない者や危険な職業に就いている者、また損害保険ではバッド・リスクの所有者など身の回りのリスクが高いほど、自発的に保険に加入する傾向があり、さらに、重要な情報を、隠したり虚偽の報告を行い、自分に有利な契約を結ぼうとしたり、保険金や給付金などの不当に得ようとすること。モラルリスクともいわれます。
放置すれば収支相当の原則を崩し、保険制度の健全性を損なう事になります。

海外旅行傷害保険及び国内旅行障害保険において、被保険者が、旅行行程中に遭難したり、入院した場合に、保険契約者・被保険者または被保険者の法定相続人が負担する捜索救助費用、及び救援者を派遣する為の交通費等の費用について支払われる保険金。

急激とは、原因となった「事故」から結果である「傷害」までに時間的間隔のないこと。
偶然とは、予知されないことをいい、事故の発生・結果の発生の両方またはいずれか一方が偶然であることが必要。
外来とは、傷害が被保険者の身体の外部からの作用によること。
傷害保険において保険金の支払対象となる傷害は、急激かつ偶然な外来の事故によって被ったことが要件で、これらの条件を満たす事故としては、交通事故、運動中の打撲･骨折、火災･爆発事故、作業中の事故などが挙げられます。

船舶及び積荷が共同の危険（座礁・衝突・火災など）にさらされた時、この危険を逃れる為に船長が船舶、または積荷に対して故意かつ合理的に行った処置（一部の積荷を海中投棄したり、救助船を呼び寄せるなど）を共同海損行為といいます。共同海損行為によって生じた損害を共同海損または共同海損損害といいます。
共同海損損害は、以下の二つに分類されます。
共同海損犠牲損害　：投荷・任意座礁等によって生じた船舶まは積荷の滅失または損傷
共同海損費用　：荷物の瀬取り、非難港入港等の為に支出された費用